でも、中には配当がない株があります。配当が出る会社は3813社で、配当がでない会社は587社です。15%ぐらいの会社は無配です。無配にはどういった理由があるのでしょうか。大きく分けて2種類あると考えています。
①赤字などで配当を出す余力がない。
東証1部にずっといる会社で無配の場合は赤字ですね。例えば、第一屋製パンとか曙ブレーキ工業とかですね。このような会社の株はV字回復の兆しが見えた時に買う感じになります。落ちるナイフに手を出さないという格言もありまして、チャートの明確な反転や業績の回復の兆しが見えるまでは手を出さない方が望ましいです。②設備投資が足りてないから内部にお金を貯めたい。
ベンチャー企業とかはまだまだ成長したいのであえて配当を出さないところがあります。SHIFTとかクラウドワークスとかです。会社の成長率を示す数式にサスティブル成長率というのがあります。計算式は、「サスティナブル成長率=(1-配当性向)×ROE」です。配当の支払というのは利益の流出ですから、その分だけ成長率が減るということですね。まだまだ会社の成長が期待できる場合は株主に還元するよりも成長することで株主に貢献するというような感じです。投資信託もeMAXIS Slimとかは配当を出さずに内部にためて増やしていく方向ですので同じような考え方です。
リスクとしてはベンチャー系は信用度がないことです。銀行からお金を借りたくても借りれません。そこで公募増資などをして株が追加で発行されることがあり、追加割合分だけ希薄化して株価が下がります。正直増資はして欲しくないですが、その金額以上に会社が成長してくれれば株価に反映されていくのでプラスですが、短期ではマイナスですので配当ゼロ円の会社は短期ではなく、会社に惚れて長期保有とかならいいのかなと考えています。
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