2019年4月26日金曜日

貸株サービスのリスクと魅力について

証券会社で個別株を買っていると貸株サービスというのを受けられます。貸株サービスとは自分の持っている株式を証券会社に貸し出すことで、その分のレンタル料をもらえることです。
私も最初は怪しいと思っていたのですが、今は貸株最高!!って感じです。貸株によって年間収支がプラスになっている気配もあります・・・

説明の前に気になっていたことのQAをまとめました。

Q1:貸株をすると株主優待がもらえないのでは?
A1:設定を「株主優待・予想有配」にすると権利日に株が戻ってくるので、優待の権利をきちんと取得できます。

Q2:長期保有でプラスになる優待はもらえるの?
A2:もらえます。私は長期銘柄を2つ持っていますが、ビックカメラとオリックスでもらえています。

Q3:貸株で配当をもらってしまうと税金が余計にかかると他のブログに書いてありますが・・・
A3:設定を「株主優待・予想有配」にしておけば、通常の配当としてもらえるので気にする必要はありません。

Q4:貸株をしていると、すぐに売りたくなった時に売れなくて、売り時を逃してしまうのでは?
A4:貸株の有無で売りに違いはありません。何も気にしないで売買してOKです。個別株を買った時も設定次第ですが、勝手に貸株に登録されます。

貸株サービスのテクニック

配当や優待をもらうためには、楽天証券であれば「株主優待・予想有配」に設定すれば自動でなりますので1度設定すれば何も気にしなくて大丈夫です。SBI証券です株主優待については設定がありますが、優待がなくて配当だけの銘柄についてはそのような設定がないので自分で権利日を確認して貸株の設定を外す必要があります。これが面倒で楽天証券に変えました。
また、配当がない銘柄については「金利優先」という設定にします。楽天証券では「金利優先」にすると権利日の貸株金利が5倍になります。
クラウドワークスの貸株履歴(見えないかも…)
これは私の実際の履歴ですが、クラウドワークスは通常時10%ですが、権利日に50%になっています。一瞬バグったと思ったのですが、金利5倍を思い出して納得しました。配当がない銘柄は貸株金利が高いものが多いですので、配当分並にもらえる銘柄が多いです。クラウドワークスはオススメです!!

なので、貸株サービスの設定は、無配銘柄は金利優先、その他は「優待・有配優先」にすることで取りこぼしはなくなり、最大限のメリットを享受できます。

私の貸株設定抜粋
こんな感じで優待がない銘柄についても、急に優待ができたりするかもしれないのでとりあえず「優待・有配優先」にします。

貸株金利の設定について

貸株金利は1週間ぐらいで変動します。需給によって変わる感じですね。証券会社が株を貸すことですので、空売りが多い銘柄は需要が高くて貸株金利が高いのかなと思いますが、実際はそうではありません。詳細はブラックボックスですが、体感としては投資信託が買っていない銘柄は高い傾向にあります。というのも、投資信託は各種株に投資していますが、それを保有しているだけでなく貸株に回すことでもリターンを取っているんです。そのため、貸株の供給が多いので金利が低くなっていると思われます。無配の会社とかですと投資信託が買うことができないので大口需要がないので個人から株を借りるので金利が高くなっているかなと考えています。東証1部ですと投資信託が結構買っていますので貸株金利は全体的に低いです。

貸株サービスのデメリット

貸株は証券会社に株を貸しているので、その状態で倒産されるとジエンドです。なので倒産確率が低い会社で貸株をすると大丈夫です。その点も踏まえて専業ではない本業がある楽天で私は行っています。それ以外にデメリットはありません。

貸株の例

私のお気に入りはマーベラスです。マーベラスは配当利回りが3.86%あります。それに貸株金利が2%つきますので、保有しているだけで5.86%の利回りがあります。
また、高利回りの丸紅ですと、配当利回りが3.9%ありますし、貸株金利も0.1%付くので実は利回りは4.00%だったりします。

貸株の税金

貸株金利は雑所得になります。20万を超えると確定申告が必要になります。証券会社からは税務署に雑所得分の情報提供をしていないみたいですが、きちんと申告する必要があります。株の取引きですと特定口座であれば所得税と住民税は天引きされていますが、貸株は引かれていないので20万を超える場合ですが、きちんと税金を払う必要があります。なので、際どいラインの人は20万を超えないように貸株サービスを外して20万未満を狙うのがコスパが良いです。私は今年からは諦めて20万を超えることにしました。

応用編のQA

Q:貸株をするとその株で空売りをする人がいるので株価が下がるのでは?
A:大株主だったらそうかもしれませんが、個人は誤差の範囲なので株価が下がる気配はありません。

まとめ

貸株サービスは正直メリットしかないですので、ぜひ設定してみてください。楽天証券と簡単ですよ^^

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