2019年8月27日火曜日

住宅ローン返済時のポートフォリオ

今は超低金利で、住宅ローン減税を使うと利息よりも減税の方が多いため、10年(消費税10%特別期間に借りる場合は13年)は繰り上げ返済をせずに資産運用をする方が多いと思います。その場合のリスクを低くしてリターンを得るためのポートフォリオを考えます。

まず、前提として変動金利で35年ローンを借りているものとします。オーバーローン等で住宅ローン減税と利息の差を取ろうとしている方はほぼこのパターンみたいです。

ローン返済時のリスクとしては断トツで金利が上がることです。金利が上がっては元も子もないのです。そのため、金利が上がると株価が下がる銘柄はやめ、金利が上がると株価が上がる銘柄の割合を増やします。

金利が上がるとよい業界

金利が上がると儲かる業界は断トツで銀行です。銀行株は配当も高いので銀行株をポートフォリオに増やすことがリスク管理としてベターな選択だと思います。ただ、地銀は統廃合リスク等もありますので、極力メジャーな銀行か若しくは自分がローンを借りている銀行の株をポートフォリオに入れておくという手がよいかなと思います。

金利が上がるとまずい業界

これは主にお金を借りて回している業界です。Jリートと建築ですね。Jリートは低金利で借り換えをしつつ、物件を買いあさっているので今とても株価が高くなっています。正直うらやましいのですが、金利が上がると一気に好循環が止まってしまってマイナスになっていきますので、住宅ローン返済時にはリスクになります。そのためポートフォリオにはあまり入れないことがお勧めです。
建築は住宅ローンの金利が高くなるとマンションは売れなくなっていきますので同じく金利上昇時に株価が下がることになります。建築もリスク管理としてはポートフォリオからは外した方がいいと考えます。

まとめ

変動金利で借りている時に、金利が上がって返済額が上がりつつ、金融資産は株価下落で下がりつつというのは悲惨になりますので、金利が上がったとしても金融資産が減らないようなポートフォリオを構築して住宅ローン減税の10年間を乗り切ることが重要かなと思います。イチかバチかで10年金利が上がらないに全力をかけるのも手だとは思いますが、精神衛生上は10年間はディフェンスも意識することが大切です。

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