2019年5月26日日曜日

立会外分売のメリットと攻略方法

株を売りたいけど大量過ぎて日中に株を売ると大変なことになる場合に立会外分売といって時間外に大量な株の取引きを行うことができます。大量に株を捌くため、前日の終値から1~3%のディスカウントをした状態で売りに出されます。なので約2%オフで買って即売ると、少額ですがリスクを少なくして儲けを得ることができます。
ですが、大量に株が放出されますので、需給が悪くなってそこから株が下がり続けることもあります。逆に指定条件を満たすことで株式市場の昇格が行われて株価が上がっていくパターンもあります。見分けが必要になります。2年ほど前は申し込めば基本儲かって、一部は大きく儲かるいうパターンでした。最近は厳しく、自分でどれに申し込めばよいか分析する必要があります。

 理由は以下の3つありますので、結構簡単に買った方がいいのかを判断することができます。

①市場変更における形式要件である株主数の充足を満たすため

このパターンはマザーズから東証1部へとかが多いですので、単純に申し込めば儲かる率が高いです。でも上場基準まで現実的ではないこともありますので、株主数や流通株式数が満たせるのかを確認する必要があります。マザーズからですと株主数は2200人以上と流通株式比率が35%以上ですのでこの2ポイントを確認するとよいです。

②一定数量の売却意向があるため

これはオーナー以外の株主から売りたいと申し出があった場合に多いです。今の株価が高いと思っているか大株主の不測の事態だと思いますので基本は見送りがいいと思います。

③分布状況の改善および流動性の向上を図るため

東証1部から東証2部への降格基準で引っかってるために立会外分売を実施してるパターンがあります。降格基準の株主数2000人未満ということです。今回の立会外分売で2000人を満たす場合はプラスな分売ですので買いでいいかなと思います。ただ、その場合は株主数を増やすために1人1単位しか申し込めないので儲けは限定的だと考えます。
降格基準とかが全く関係がない場合にこれを理由にしていると、オーナー関係の大株主が今の株価が高いので売りたいと考えている時ですので避けた方が安全です。その場合は1人1単位よりも多く申し込めると思います。

立会外分売のメリット

買う時は手数料がかかりません。売るときだけ手数料がかかりますので、市場で売り買いするよりもちょっとお得になります。また、自分が発見できてない株を見つけることができることが自分としては一番大きいです。一昨年ですとシンクロフードの立会外分売を見て、しばらくしたら5倍になってました(その後元に戻りましたが・・・)。こんな感じで掘り出し物を見つけることができます。

どの証券会社で申し込めばよいか

割引率が高かったり、東証1部に上場しそうだったり、今後儲かりそうな会社を見つけた場合は、基本的に自分が開いている証券会社すべてで申し込みをした方がよいです。自分の分析結果でいいと思ったのは、たいていみんないいと思っていますので激戦です!!
SBI証券は参加者が多いのでなかなか当たりません。私は楽天証券と松井証券は結構当たりました。

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