2019年5月21日火曜日

分散投資としての個人年金のメリデメ

分散投資には株、債券、不動産などがありますが、個人年金というのも分散投資の1つとしてとても有効に使えます。
ここでの個人年金は「拠出型企業年金保険」とします。拠出型企業年金保険とは、毎月の給料から毎月一定額を天引きしながら積み立てていき、満期を迎えた時に積み立てたお金を受け取れるという仕組みです。利回りは定期預金と同じぐらいですが、税制面でのメリットがあります。

個人年金保険料控除

毎年年末の年末調整で控除証明書を出すと税金が控除されます。年間払込保険料額が8万円を超える場合は所得税が一律4万円、住民税が一律2万8千円控除されます。控除額に累進課税分が加味されますので、実質戻ってくるのは税率が20%だとすると13600円って感じです。
毎月1万円を積み立ててるとすると年間で12万円に対して13600円ですので利子を考えないとしても1割お得になっています。

お得になる対象者は今、年末調整で個人年金保険料控除の対象がない方ですね。利回りとしてはiDeCoの方が高いですが、その次にオススメです。iDeCoはこちら
NISAや積立NISAは儲ける必要がありますが、個人年金だと確実にお得になるということが安心して分散投資ができるポイントです。

年金で分散投資する際のデメリット

年金なので60歳を迎えるか、自分が死ぬ時にしかお金を引き出すことができません。そのため以下のデメリットがあります。
・至急お金が必要な時に引き出せない。
→大きな額を年金にしてしまうと厳しいですが、今回の最大コスパを目指す案ですと毎月1万円です。30年積み立てたとしても360万ですので、これを取り崩す場合はなかなかないのかなと思います。また、老後のお金を作っておく必要がありますが、この年金がまさにそれですので、老後のための資産運用枠をこれに使うという意味合いにすればデメリットはほとんどないかなと考えています。とはいえ、これを取り崩さなければならない時は老後がかなり不安な感じになります。(そうならないために長期分散投資をすればきっと大丈夫!!)

注意点ですが、くれぐれも個人年金は保険料控除額と同額程度にしておいてください。大量にしてしまうと効果がどんどん減っていきますし、他の投資法に使った方が稼げると思います。また、変動型はリスクがありますので、年金的な投資には、入った時に終わりの金額が確定している固定パターンの方が精神衛生上楽です。変動はiDeCoの方がバッチリ対応していますので^^

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