2019年5月18日土曜日

信用取引とはどういうものなのか?ポイントとメリデメ編

信用取引とは簡単にまとめると、株を売れることと、手持ち資金よりも大きいお金で取引できることです。私はこの仕組みを勉強して、リスクを考えたうえで、自分にとってはデメリットが多いなと考えて口座を開設していません。以下に信用取引の仕組みをまとめました。

1.手持ち資金の3倍を使うことができます。

例えば、100万持っているとして、現物取引ですと当然100万しか使えませんが、信用取引ですと約300万を使って取引することができます。単純に300万使えるのではなく、リスクとして買う際に金利が必要になります。また、リスクとして、もし200万分の損になった場合、元は100万しかありませんので返すことができなくなります。
メリットとしては、100万しかない場合は当然100万までしか買えませんが、300万する株も買えるようになりますので選択肢が増えます。また、投資額が多ければ多いほど様々な選択肢を選べたり、リスクを取ってリターンを得ることができるので、信用取引をする方が勝てる可能性は高くなります。ただ、株をやる際に一番怖いのは破産です。現物取引のみであれば最悪パターンは無一文で止まりますが、信用取引だと借金まみれになります。株取引での借金は自己破産できないようです。このようにメリットも多いですが、デメリットが限界突破してしまうというのが一番の欠点です。

2.相場が下がっている時でも儲けるチャンスがあります(信用売り)

空売りができるようになります。現物取引では安く買って高く売るということが基本になりますが、信用取引だと最初に高く売ることから入って安値で買いなおすことができます。この株は下がり続けるよね…というのは上がり続けるよりも分かりやすいので空売りをしたい気分にはよくなりますが・・・株が上がってしまうとその分だけ損失になりますし、現物だとそのまま放置しておけばよいですが、空売りは株を借りて売るので貸株料がかかります、大体2%前後ですかね。なので空売りは儲けることができるパターンが増えますが、手数料が増えるのでそれ以上の勝ちを目指す必要があります。現物だと手数料がかなり安くなったので毎日取引とかをしなければ何も気にしなくてよいというメリットがあります。


3.保有中の株や投資信託を担保にして売り買いできます。

信用取引をするにはお金が必要ですが、お金ではなく持ち株や投資信託を担保にして保証金とすることができます。そのため大きな取引ができるようになりますが、損するときは担保が取られてしまいますので本当に悲惨なことになります。FXほどレバは掛けれないので酷いことにはなりませんが、お金を借りている状態で担保に手を付けるようになってしまうと残念な結果になります。

4.リスクを抑えて優待をゲットできす(つなぎ売り)

つなぎ売りというのは、優待の権利日前に現物を購入しておいて、それと同じ数だけ信用売りもしておくことで差し引きゼロで優待の権利を取得できるというやり方です。個人投資家にはメリットしかありません。ですが、つなぎ売りは一般信用取引の短期制度を使わないとを取られてしまいます。短期制度はみんな狙っていますので奪い合いになります。ダメだったけどどうしても欲しい場合は通常の売り建てをすることも可能です。ですが逆日歩(金利のようなもの)を取られてしまうのでその分だけお金を払う必要があります。権利日は需要が一番高い日なので高金利になって優待以上にお金を払うことになるリスクが高いです。

5.追証・・・

大きなデメリットとしては「追証」です。信用取引では保証金率が20%以上を維持してかつ最低保証金の30万以上の保証金がある必要があります。これを下がってしまうと強制的に決済されて損失が確定してしまいます。大きく値下がりするときに投げ売りが出るのはこのパターンです。投げ売りしても足りない場合はゲームオーバーになります。現物投資家としてはこのような投げ売りを拾うことが戦略の1つですし、大きく儲けるチャンスになります。

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