2019年3月2日土曜日

なぜ配当利回りが高いのか。騙されないようにするには。

今回は配当利回りについて私が今まで学んできたことや経験してきたことを書きます。

配当利回りとは

配当利回りの計算式は、
配当利回り=1年間あたりの配当金額 ÷ 購入株価 です。
銀行に預けて付く金利と同じような感じです。銀行だと0.01%とかですが、株ですと平均で2%ぐらいあります。株に投資して、1年間株価が変わらないとすると銀行に預けるよりも圧倒的にお得ですね。

高配当ランキング

3月2日時点の高配当ランキングです。
1位:20。00%:プロスペクト
2位:12.24%:アイビー化粧品
3位: 9.85%:シンデンハイテックス
4位: 8.49%:レオパレス21
5位: 7.97%:東海東京ファイナンシャルホールディングス
めちゃくちゃ高いですね。私は5位の東海東京FHを持っています。

なぜ高配当なのか

前述のランキングを見ていただくとわかりますが、レオパレス21は今不祥事で業績が落ちています。このように当初予定は配当を払うはずだったのですが、途中で業績不振に陥って、予想配当額をまだ公式に変えていない場合はこのような事象になります。また、同じようにOAKキャピタルは、四季報の予想配当が7~10円ですが、今期は大赤字なので5円配当に変わっています。ですが、四季報は更新されていないため高配当のままになっているといったケースがあります。このように時間差で訂正される場合がありますので配当利回りを前提に買う場合は業績を見る必要があります。

高配当銘柄の特徴

高配当の銘柄であるには理由があります。みんなが買えば株価が上がって配当利回りが下がるはずですが、みんなが買わないから配当利回りが高いままになります。前述の不祥事や業績が急激に悪化した以外ですと、何かしら調べると理由があります。
たとえば、証券会社系は総じて高利回りです。たぶん理由は景気に一番影響を受ける銘柄ですし、今は空前の長期好景気中みたいですが、好景気だと感じる人はほとんどいませんので、今後の懸念ということで株価が上がらずに配当利回りが高い状況になります。
同様に配当利回りが高い場合はなぜ利回りが高いのか見当してみてください。その理由を自分として許容できるのであれば買い、許容できないなら買わないということになります。
例えばJTは代表的な高利回り銘柄ですが、高利回りの理由は喫煙者人口が減り続けていることだと思います。その事実は覆せないので、多角的事業の方が成功すると思ったら会だと思いますが、このままだとじり貧だと思って株価が上がらないことにより配当利回りが高くなっています。
また、日産自動車も高い代表ですが、こちらはルノーに上納するために配当を多くしていますね。これが許容できれば買いで、政治リスク等に許容できないのであれば買わない選択ですね。

高配当のまとめ

以上より、高配当銘柄を買う場合の注意点をまとめますと、
①直近の業績変化がどうなっているのか確認してください。
②なぜ高配当になっているのか理由を分析してください。

ということになります。最初にランキング5位の東海東京HDは購入していますよと言いましたが、理由は①業績はジワジワ悪化しています。②打開するために積極的に投資していて、そのコストがかかっていることから直近の業績が悪化している。でも、投資先がAIだったりしているのでいずれ花開く時がくるのではないか。
ということで、購入しています。高利回りというだけで飛びつくと塩漬け銘柄が出来上がる可能性が高いですので、納得した上で購入するといいと思います。
→3/18に減配が来ました。去年に比べて半分以下です。どうせ減配するだろうなと思っていましたが、やはりです><配当利回りで買ってしまうと、こうなると悲しいので業績の分析がやっぱり重要です!!


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