今回は時価総額についての考察です。ちらほらといろんなところで時価総額がーという話を聞きます。株で投資するときに時価総額はどのぐらい重要なのでしょうか?
時価総額とは
時価総額とは株価×発行済み株式数になります。ようはその会社の価値を示します。時価総額が1兆円だったら1兆円企業で、10円なら10円の価値しかない会社です。
時価総額ランキング
2月25日時点の時価総額ランキングです。
まずはトップ3です。
22103548百万:トヨタ自動車
11309282百万:ソフトバンクグループ
9860453百万:NTTドコモ
凄い桁数ですね。トヨタ自動車は22兆円です。
下から3です。
87百万:アザース
129百万:クボテラ
225百万:コンピュータマインドあまり聞いたことない会社ですね。8700万で100%買えますね。
時価総額をどう使うのか
時価総額は価値を示すだけで、株の投資判断としては意味なさそうですね。でも、まあまあ意味があります。
例えば、トヨタ自動車の株価を2倍にするなら、単純計算ですと22兆円が必要です。それだけ市場から吸い取らないといけないので、なかなか2倍へのパワーは辛いですね。逆にビリのアザースだと8700万円あれば株価が2倍になります。
こんな感じで上昇へのパワーがどれだけ必要かどうかを判断する基準になります。
例えば、新興市場のエースのSHIFTは724億円です。また、最近上昇中のクラウドワークスは352億円です。クラウドワークスが倍になるにはSHIFTの半分で大丈夫ですね。ただ、前提として他の指標等を全部見た後でその株価の爆発力があるのかどうかという判断に使いますね。そのため、時価総額がーとそれだけだと意味がないです。
東証一部の基準に時価総額が…
東証一部に小さな会社とかがマザーズからたくさん来てしまったのできちんと精査しようという動きがありますね。東証一部にふさわしいかどうかの基準に時価総額が使われるみたいです。なんと500億円です!!
マザーズだと時価総額500億円以上は前述のSHIFTを含めて10%ですね。これはなかなか厳しい基準です。ここ数年、株主優待を新設して、立会外分売で株主数を増やすといった技を使って、東証一部に滑り込んでトピックス対象になったら優待を廃止してーという会社がちらほらあります。
そういった会社を防ぐということには基準を厳しくするのはいいですね。とはいえ、今東証一部の会社には時価総額基準を段階的に適用していくなどで劇的に変わらないようにして欲しいですね。
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